遺産分割協議書に必要不可欠な印鑑証明書

遺産分割協議書だけでなく、日本には色んな種類の契約書があります。
お互いに同意したということを証明する為にあるもので、サインと印鑑は必要不可欠のように感じるでしょう。
でも実際は実印だけというパターンが多く見られ、法律的にも何の問題もありません。
遺産分割協議書でも、面倒ならば実印やサインをせずとも十分なのです。

しかし法律では「実印は必要が無い」と定められていても、実印が押されておらずサインもされていないとなると大変な問題が起きてしまいます。
万が一偽物の協議書をでっちあげられたとしたら、相続するしないどころの騒ぎでは収まりません。
また本人以外の人物が”なりすまし”を行い、同意してしまったら被相続人の財産は1円も手元に渡らず、泣きを見るのがオチです。
”なりすまし”行為が本当に起きているのか、疑問に思っている方もいらっしゃるでしょう。
でも絶対に悪用されないとは限りません。
仮に裁判で訴訟を起こしたとしても、実印やサインが無ければどうしようもないのです。

だからこそ遺産分割協議書を作成する際には、相続人の実印とサインがどうしても必要となるのです。
更に担保という形で、印鑑証明書も添付するようにします。
先に印鑑証明書を送って後で実印をと考えるかもしれませんが、1つ1つでは意味がありません。
あくまでも実印と印鑑証明書のセットになって始めて効力を発揮します。
だから必ず2つ揃えるようにしましょう。
もし先に印鑑証明書を送ってしまうと、偽造されてしまう恐れがあります。

印鑑証明書は住基カードがあれば、コンビニで簡単に手に入ります。
また時間が取れず忙しいのならば、代理人を立てて申請してもらっても問題ありません。
でも遺産分割協議書に添付する為に使用するのならば、本人が直接役所や証明書発行センターへ赴き申請するようにして下さい。
少々面倒に感じるかもしれませんが、遺産分割協議書は遺産分割を証明する書類なので、手を抜く訳には行かないのです。