遺産分割協議書作成における注意点

遺産分割協議書には「必ずこういう形式で書くように」といった決まりごとは無く、手書きでもパソコンでも自由に作成してもらっても構いません。
しかし遺産分割協議書に間違いは絶対に許されず、少しでもミスがあれば書類としての効力を持たなくなってしまう恐れがあります。
そこで協議書を作成する際の注意点について取り上げます。

冒頭にも述べましたが、遺産分割協議書に決まった形式はなく自由に書いてもらっても構いません。
でも第三者に提出するものでもあるので、「遺産分割協議書」であることが一目瞭然で分かること・相続人全員で協議して納得したということが分かるように書くのが大原則です。
また遺産分割協議が成立した日付・被相続人にまつわる情報・遺産分割の内容と受け継いだ人物・相続人全員のサインと捺印も加えておきます。
更に相続人全員の印鑑証明書も必要となるので、必ず用意しておきましょう。

ただ相続人の中に、判断能力に欠けている人がいれば話は変わります。
いくらサインや実印が押されていたとしても、本当に納得した上でサインをしているのか疑問に思われてしまいます。
判断能力に欠けていれば協議内容も理解出来ず、言われるがままにサインや捺印をしてしまっているかもしれません。
その時は成年後見制度を利用し、後見人によって遺産分割協議を行います。
後見人には親族が選ばれるケースもありますが、相続で争っている間柄となれば選ばれることはないでしょう。
後見人は時と場合によりますが、弁護士や司法書士が後見人を務めます。

そして遺産分割協議書の作成期限については、特に設けられていません。
都合の良い時に協議書を作成しても良いとされていますが、言葉通りに受けると大変なことになります。
相続税の申告を行う際には、遺産分割協議書の提出が求められます。
相続税の申告は相続が発生したと分かった日から10ヶ月以内と定められているので、10ヶ月以内までには終わらせるようにしましょう。